CANG-TOYS 蚩尤(Chiyou)
今回はCANG-TOYS社製、
蚩尤(Chiyou)
を紹介します。
メーカーは違いますがクアントロンやFeralRex、POSEIDON、turnationと同じく
いわゆるTF非正規と言われる代物ですが、
モチーフ元からアレンジを加えて
モチーフ元は5体合体のところ、8体+1の合体となっています。
一部を除いて単体発売ですが、今回は合体状態のご紹介。
メンバー紹介
まずはパッケージから紹介。
共通したデザインで、きらびやかなパッケージです。
胴体担当と足首担当はセットになっているので、パッケージは6つですね。
パッケージ一つ一つが大きいです。
メンバー紹介。なお説明書は中国語なので各キャラクター情報は不明です。
まずは蚩尤の頭部から腹部担当の金獅(KINGLEON)と足首担当の奔狼(DASIRIUS)
この2体はセット商品ですな。
腕担当の天鵬(FIRMAMENT)と烈虎(FEROGIOUG)。
この2体はそれぞれ別商品ですが、手前のカニメカは
天鵬と烈虎にセットになっている手首パーツを合体させたものになります。
腰から太もも担当の雷猿(THORILA)と足首担当の馳狼(RUSIRIUS)。
この2体もセット商品ですな。
脛担当の地牛(LANDBALL)と巨犀(HUGERHINO)。
この2体はそれぞれ別商品ですね。
なおそれぞれの画像にある伊右衛門はサイズ比較用で当然別売りです。
足首組の奔狼、馳狼以外はおおむね同じサイズで
500mlペットボトルサイズより頭一つ大きい25cm前後の大きさです。
で、巨犀(HUGERHINO)には画像のポチ袋(?)がおまけでついており、
これがこのタイミングでの紹介になった理由の一つでもあります。
先に述べていますが、左右の手首を合体させたカニロボ。
正式名称があるのかもしれませんがよくわかりません。
手足のすべての関節は動くのでおおむカニらしいポーズがとれます。
爪の外側は金属パーツです。
爪もちゃんと開閉できます。
蚩尤 全身図・上半身
合体させての全身図。迫力のあるプロポーションですな。
なお、一部うまいこと変形できていないところがあります。
伊右衛門と比較。また下に伊右衛門をおけるビッグサイズ。
60cm越えと日本の住宅事情にはむかないサイズですな。
頭部。目はクリアパーツでライト内蔵。
別売りの電池で光りますが、試していません。
サイズが大きいと間延びしやすいですが、
細かな造形、塗装、マーキングとしっかりとしており、非常に情報量が多いです。
蚩尤 下半身
下半身も上半身と同じく精緻な作り。
関節などMETALパーツが使用されているところも多いので、相応に重量があります。
画像ではわかりにくいですが一見成形色そのままのようなパーツでも
クリアー塗装がされており角度によってはラメが入ったような表現がされています。
全身の塗膜もそれなりの強度があるようで、変形可動でこすれることもありますが、
現状、はがれるような様子はありません。
蚩尤 可動
さて、バカでかいサイズですが全身各部しっかりと可動します。
首:ボールジョイントで可動
顎も開閉します。口の中には砲口が造形されています。
肩:胴体側、腕側それぞれにクリック入りで横から上への可動。その間に前後クリック可動。
肘:クリック入り1軸で80度程度。肘の上下ぞれぞれにロール軸。手首:ロール軸。可動
指はすべての関節が動くので、
様々な表情がつけられます。
腰:クリック入りロール軸
腰アーマー:各部軸とボールジョイントで可動
股関節:縦横、太ももロール軸それぞれがクリック可動。
膝:クリック入り2軸で90度程度。
股関節、膝共々結構な強度がありますが、長時間ポーズをとらせるのは難しいです。
足首:縦横に軸可動しますが、補助パーツで可動範囲が狭くなるようになっています。
当然補助パーツを外せば可動範囲は広がりますが、その分不安定になります。
合体形態が最初に紹介されたときは存在しなかった膝サポーターが付属。
雷猿(THORILA)に足首の補助パーツ共々セットになっており、
つけたままでも膝を動かせますが、保持力がかなり増します。
可動
あまりにに巨大すぎる合体剣。 実寸で60cm以上あります。
全部で8つの武器が合体しています。
画像ではわかりませんが全体の重量に対して柄の付け根が伸縮の都合で
細いパーツで作られているので強度に不安があります。
蚩尤が持つとこんな塩梅。しっかりと保持できますが、
本体の重心から離れるような持たせ方をすると、さすがに支えきれずに倒れます。
続いて、合体銃。これも巨大です。
金獅は手持ちの銃がなく、馳狼、奔狼の2名の銃は足首の一部として使っており
天鵬は2つの銃を持つので、全部で6つの銃が合体しています。
基本的には腕に接続しますが、接続用パーツを外して一部を変形させると、
グリップにすることができ、手に持たせることもできます。
腕に接続する場合は左腕の装甲を動かして表に出てくる突起に取り付けます。
取り付けるとこんな感じです。かなり安定して取り付けられます。
剣と銃、ともに装備されるとこんなバランスになります。
巨大な武器を両腕それぞれに装備するので重心が前に行きそうですが、
もともと巨大な翼で後に重心が生きがちなので寧ろ安定します。
背中のツインキャノンは前に30度程度倒すことができ、砲口を展開することができます。
まとめ
ということで、CANG-TOYSChiyou 蚩尤でした。
本文中でも述べていますが、塗装、ディティールなどなど総じてクオリティも高く
でかくて複雑な変形を楽しみたいという方にはお勧めできます。
デカイと変形はシンプルなほうが良いというのが正直なところではありますが、
でかくて複雑な変形でないとえられないモノがありますゆえ。
で実際に合体させて立たせるなら足裏の摩擦力が全く足りません。
下半身の関節の保持力が足りても足が滑って倒れることが多いと思います。
一応小さなゴムシールが足首の底面に貼るように属していますが、
小さすぎて役に立たないでしょというレベルで、
100円ショップなどで耐震用のゲルマットを買って使用したほうが良いと思われます。
実際撮影中にもそういったもの使用してますしね。
モチーフ元はあるものの合体に関してはかなりオリジナル味もあり、
ボリューム、クオリティに対して価格も控えめ。単純に金額としてみればお高いですが。
この手のジャンルに抵抗が無い方にはお勧めできます。
価格面、サイズが気になる方は半分以下のサイズの縮小版も順次発売されていますな。